漢方妊活ブログ アッキーナさん、安定期の7か月で何故・・・?

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こんにちわ
愛媛県、松山市の漢方自然薬わかまつ
不妊症・未妊カップルをサポートする
「妊娠しやすい体つくりの漢方妊活相談」
カウンセラーの新岡和哉です

昨日、妊娠7か月だったタレントのアッキーナこと南明奈さんが死産(23週目以降は流産でなく死産)されたことを発表され
ツイッターのトレンドワードでも上位になるほどなりました

妊娠7か月といえば、安定期で本来は流産・死産のリスクは限りなく少なくなる時期なのですが・・
実は私のお客さまにも、かつて妊娠6か月で順調に育っていたのに
検診を受けると赤ちゃんの心臓が動いてないと言われ、流産となってしまった方がおられました

電話で報告聞いたのだけど、その時は絶句してしまい、かける言葉がなかったです

 

アッキーナさんの流産の実際の原因はわかりませんが、

妊娠初期の流産なら大半が染色体異常

でも7か月という安定期まで来ての流産なので染色体の問題ではなく、
母体の胎盤が関係しているのではないかと推察しています

胎盤は胎児にとりお腹の中での生命線で、胎盤が機能しなくなると生きていられません。

どういうことで、胎盤が機能しなくなるかというと、

①胎盤早期剥離
(胎盤はお産の時には役目をはたして剥がれますが、それがまだ必要とされる妊娠中に剥がれてしまうこと)

②胎盤に血栓が出来て胎児に血液が遅れなくなる

この2点が考えられます

胎盤早期剥離を起こしやすくするのが妊娠糖尿病です

妊婦は妊娠前は正常だった方でも、血糖値が上がりやすくなります。

それをカバーするために血糖値を下げるインスリンというホルモンを多く分泌されるのですが、
もともと分泌が悪い方は血糖値を下げきれず、
高血糖状態になります。

高血糖な状態が常に続くと血液中に糖が多くなるので血液が粘性をおびて,
微細な血管が詰まりやすくなり…
胎盤はその微細な血管が集まってできているものだから、

胎盤の血流が悪くなり、胎盤に栄養と酸素が回らなくなると
胎盤が維持する力をうしない、剥がれてしまうことがあります。

胎盤早期剥離の場合は出血多量になり、妊婦さんの方まで命が危険になります

アッキーナさんはそういう話はあがってきてないみたいなので胎盤早期剥離ではないと思われます

(ちなみに妊婦が喫煙厳禁な理由にこの胎盤早期剥離を起こすリスクが高くなることもあります)

妊婦さんが妊娠期間もっとも気をつけてほしいことに

食べ過ぎ、運動不足で余計に脂肪をつけないこと

内臓脂肪が多いほど、血糖値が余計に上がりやすくなるので、
血液のドロドロ状態が常に続き、胎盤に負担をかけることになります

 

血栓の方は・・・・

妊娠中は妊娠してない時と比べて、血が固まりやすくなります

もともと血が固まりやすい体質、抗体を持っている人は余計固まりやすくなります(不育症の人はこういう傾向がある)

胎盤に炎症が起きたりすると胎盤で血のかたまりが出来て、
それが剥がれて胎盤に血栓が出来てしまうと胎児に栄養と酸素が届かなくなります

アッキーナさんがこれらに該当してたかどうかはわかりませんが、
体質的に血糖値が上がりやすい体質、
あるいは血栓ができやすい体質だったのかもしれませんね。

ではこれらに対して、予防策はないのか?

血糖値に関しては運動や血糖値をあがりにくくするために野菜から食べて早食いしないこと
高GIのものより低GI(血糖が上がりにくい)のものを主食にする

低GIな主食・・・玄米、オートミール、ライ麦パン、全粒粉パン
高GIな主食・・・白米、漂白しているパン、うどん

(バイオリンクを妊娠中に飲んでもらうのも血糖値をあげないようにする、血液をドロドロにしないための一手)

 

血栓予防は血がドロドロになるほど血もかたまりやすくなるから
血糖値を気にする食事や脂質の摂りすぎに気をつけつつ

心配な方は血栓をつくりにくくする漢方もあります

もちろん、こういう手立てをしてもどうにもならないこともありますが、
赤ちゃんが宿ったときは、出来るだけの養生をして、大切な命を守ってほしいです

 

 

 

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