不妊治療の保険適用でどうなる? 予想されるメリット・デメリット具体的に語ります

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ブログご覧いただきありがとうございます
愛媛県、松山市の漢方自然薬わかまつ
妊活、妊娠しやすい体つくり、ダイエットの漢方カウンセラー、新岡和哉です


不妊治療は来年4月から不妊治療が保険適用されるため

治療の状況が大きく変わろうとしています

 

一見、保険適用されて、ありがたいと思ってしまうのですが、

細かく分析していくと一概には、良いことばかりとは言えないのです

 

前回のブログで妊活を頑張っていく「妊活戦士」は

「戦況」「戦力」を見極めて「戦略」をたてていきましょうと書きました。

前回のブログ→https://www.shizenyaku.jp/news/2806 

 

保険適用のことも、新制度でどういう事になるか、

いまの時点で一定知っておくことも、戦況を知り、妊活プラン(戦略)をたてる上で大事

そこで、今わかっている事の範囲内で具体的な話を書いてみます


まず、人工受精までは適用されるのは間違いないので、

人工受精までで治まれば、何も問題なく、

妊活者にとり保険適用は経済的に有難いことになります

問題はその上の高度医療・体外受精からです

 

体外受精も保険適用はされる事になりそうですが・・

 

現在、体外受精は助成金制度があり、年齢制限はありますが

採卵後すぐに移植を行う「新鮮胚移植」

採卵して受精卵を凍結して翌周期以降に移植する「凍結胚移植」

ともに治療に1回につき30万円の助成金が出る事になってます

 

体外受精は1回につき、30万~50万円かかると言われていますが

これは凍結をしない新鮮胚移植と凍結胚移植とでかかる費用も違います

凍結胚移植でたくさん採卵しようとしますから、

排卵誘発剤も刺激の強い薬価の高いものを使用しますし、

 

そこにいろんなオプションがつくと

場合によっては50万よりさらにオーバーすることもあったわけですが、

 

どんな高い薬をつかい、高度なオプション医療をおこなっても30万円の補助は受けれたのです

 

では保険適用になると、患者さんは3割負担になるから

治療で50万円かかっても自己負担は15万で済むの・・・

そうならいいのですが、そうではないのです

 

保険適用の場合は安い方の治療に基準を合わせることになります

最低限のことが出来る体外受精の費用枠(30万くらいのラインになるかと予想されます)

その枠内で体外受精を行う場合は保険適用になり

30万円として3割負担の9万円で体外受精をおこなうことが出来きます

 

保険適用枠で体外受精をするとなると、高価な薬剤(自己注射など)は使えなくなりますし

着床の窓の検査とされるエラ
子宮内細菌を調べる検査エマ
着床前診断

などオプション医療の多くは保険適用外になり、自由診療の領域になります

自由診療、つまり全額負担ですね

ここで知っておいてほしいのは、保険適用内で体外受精を行ったとしても

エマやエラ検査も受けたいと希望され、ひとつでも保険適用外の医療を受けると

保険適用になっていた部分も自由診療になってしまい、全額負担になってしまうということ

30万円のうち、9万円の支払いで済んでいたものも30万負担になるわけです


こう考えてください

 

今まで、不妊治療のステップアップというと・・

人工受精からのステップアップは単純に体外受精だったですが

 

保険適用下では・・

人工受精 → 保険適用内の体外受精 

人工受精 → 保険適用なしの自由診療の体外受精

の二つに分かれ、

保険適用の体外受精を選んだが、うまく行かなかった方が

保険適用内の体外受精 → 自由診療の体外受精

・・というもうひとつステップアップをすることになるかもしれません

 

工受精と最低限の枠の中での体外受精が保険適用されて

不妊治療の門戸は幅広い人に開かれることになりますが、

 

それにより、妊娠率のアップにつながるかどうかというと

クリニックの医師の本音の声では保険適用内の治療では厳しいという声が多いようです

 

成果を求めるとしたら、自由診療での治療となりますが、

今まであった助成金はなくなるので

50万かかっても30万の助成があったのが、まるごと50万の負担となるので

高度な生殖医療を受ける敷居はいままで以上に高くなるかもしれません

 

いかがでしょうか

不妊治療の保険適用も、手放しには喜べないところもあるんですね

ここを踏まえて、妊活をしていく方(妊活戦士)は妊活プラン(戦略)も

よ~く考えていかないといけなくなります


(急いでステップアップして3月までに体外受精をしようと考えられる方も出てくると思います)

 


私の勝手な意見ですが、保険適用になった後の妊活は

今まで以上に

皆さん自身がしていく「妊娠しやすい体つくり」が大事になってくると思います

結果的に不妊治療を受けるにしても、

妊娠しにくい体調で受けるのと、妊娠しやすい体調にして受けるとでは違います

 

次回のブログでは「何故、現代は昔に比べると不妊で悩む人が増えたのか」

その背景を考えてみます

そこも理解しておいてもらうと、「妊娠しやすい体つくり」ってどういうことか

より見えてくると思いますので、引き続き、読んで頂ければと思います

 

これを読まれている子宝を望む方にコウノトリがやってきますように・・

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